生きるために

川崎市、ホームレス救済の「パン券」廃止

(前略)同市では昨年度、約1億4000万円(40万食分)の予算を計上したが、支給対象者が予想を上回って予算がパンク寸前になり、昨年12月から今年3月まで、1日あたりの支給単価を693円から200円近く引き下げた。今年度は約9000万円に予算を減らしている。
 同市では今年5月、食事付きの一時宿泊施設が完成。また、職業訓練や就職相談のため、自立支援センターの新設も計画され、今後は、自立を支援する施策へと転換する方針。7月1日から再び、1日分の支給単価を引き下げて500円以下とする。
 阿部孝夫市長は、「都市として行うべき仕事の限界を超えている。財政難の中で、市に事業を続ける力はない」と事業廃止の理由を説明。厚生労働省も「パン券事業は野宿生活を前提にしたもの。自らの意思で安定した生活を送れるようにすることが支援の基本」としている。
 一方、パン券支給を受けているホームレスからは「アルミ缶の資源回収では、1日1食分しか賄えない。弁当の支給がなければ生きていけない」(68歳男性)との声も上がっている。

「働かざるもの食うべからず」ということでしょうか。しかし川崎市だけで700人のホームレスがいるとも思えないし、どこからか話を聞いたホームレスが移動してきているんでしょうね。炊き出しも減っていくのかしら。川崎市民はどう考えているのでしょう。生きていけない彼らはどこへ向かうのでしょうか。