3人に198万円請求 イラク人質事件で外務省

外務省がイラクで人質になり解放された高遠菜穂子さん(34)ら3人に対して、ドバイでの診察費や滞在費など計約198万円を請求していたことが26日、分かった。
 関係者によると、3人の診察費は約45万円で、残りは現地入りした家族を含めた3人のホテル代など。航空運賃は含まれていないという。診察費については現地で既に支払っており、残る150万円余りについても近く支払うという。(共同通信

高遠さんら198万円支払い=帰国の航空料金−外務省から請求書・邦人人質事件

 イラクで人質になったボランティア高遠菜穂子さん(34)ら3人の支援をしている市民団体「北海道ピースネット」メンバー越田清和さんは26日、東京都内で記者会見し、3人と家族らが出迎えや帰国に使った航空便の料金計約198万円を外務省に支払ったことを明らかにした。同省から家族側に請求書が届いたという。
 越田さんによると、支払い対象は、解放された3人についてはバグダッドからアラブ首長国連邦のドバイまでと、ドバイから日本までの片道の航空料金。また、出迎えに行った家族2人と弁護士1人は日本とドバイの往復料金。
 また、3人と家族らのドバイでの滞在費、3人の診療費なども今後、支払うことになるという。越田さんによると、同省邦人特別対策室は「それ以上、請求するつもりはない」と話しているという。 (時事通信

安い。3人の命がたった200万円。安い。