養鶏

「通常死と思った」と業者 匿名の通報まで放置

鳥インフルエンザではなく「通常死だと思っていた」。兵庫県姫路市の浅田農産本社で浅田秀明社長(41)は、戸惑いながら電話対応に追われた。浅田社長の話では、20日ごろに4、5羽の鶏が死んだ。養鶏場では月平均0・5%の鶏が死んでおり、この「通常死」と受け止めた。同じ時期に、羽の生え替わりを促す「強制換羽(かんう)」のためえさを断っていた一部の鶏が死んでいた。ただ、「強制換羽の鶏舎以外で鶏が死んだのでおかしい」とも感じていたという。
 大量死に気づいたのは、26日朝。20万羽を飼育する10の鶏舎で、合わせて約3000羽が死んでいるのを見つけた。しかし、府へ匿名の情報提供があるまで通報しなかった。浅田社長は「26日は通常通り卵の出荷作業に追われ、27日に通報しサンプリング(検査)を要請しようと思っていた」と話す。

 一日に0.5%ぐらいの鳥が死ぬ、という一文に驚いた。そんなに死んじゃうのか……にしても、大量に死んだのに放置はいかんでしょ。