制御できぬネットの言葉 学会シンポで専門家指摘

 児童心理学や教育社会学の研究者らでつくる「日本子ども社会学会」が13日、福岡市で開催した公開シンポジウム「子どもは変わったか」で、長崎県の小6女児事件に関連し、子どもたちが最先端の電子メディアに巻き込まれる危うさが指摘された。
 お茶の水女子大の本田和子学長(児童学)は、加害女児と被害者が交わしていたインターネットのチャットの会話について「ネット上の言葉が発する力を、大人は理性で制御できても子どもにはできない」と述べた。
 さらに「ネット上の言葉は観客を想定したショー的な面を持つ。『殺してやる』と書けば本当に殺さねばならなくなるなど、そのショーを完成させるために自分が発した言葉に自分が規制され、時に異常な行動に出てしまうのではないか」と分析した。
 また、東京成徳大深谷昌志教授(教育社会学)は、電子メディアと子どもの接触について「バーチャルな経験が増えて実際の体験が不足し、人間関係が未成熟なまま成長してしまう。今の子どもたちに生の体験をどう積ませ、どのように生き方を見つけさせるかを考えねばならない」と述べた。(共同通信

知ってるのか知らないのかよくわからない大人きたー。「ころす」とか「しね(氏ね、市ねなどの隠語)」を使って本当に殺さなきゃならなかったら2chは殺人者だらけですがな。