高遠さん、解放後初の会見…疲れの色濃く癒えぬ恐怖心

 イラクでボランティア活動中に人質となり、4月に帰国した北海道千歳市高遠菜穂子さん(34)が20日、解放後初めて、実家で約30分代表取材による記者会見に応じた。
 今後イラクを訪問するかどうかは「まだわからない」としながらも、救済活動をしていたストリートチルドレンについて、「絶対に見捨てないと伝えたい」などと語った。
 高遠さんは、「自己責任論」について、「死ぬかもしれないという覚悟のもと、考えて行動していた」と述べるとともに、「友人らを悲しませるなどしたことをおわびし、解決に尽力してくれた人に感謝したい」と話した。
 人質事件が起きた背景については、「昨年末からの反日感情や、援助する側、される側の認識の相違、個人的な怒りが暴力となり、イラク全体を覆っている」と説明した。そのうえで、「武器の被害に遭ったイラク人のことを考えると、今こそ人道支援が必要と感じる」と訴えた。
 高遠さんは、拘束中の状況を話しているときに呼吸を乱し、約5分間退席するなど、恐怖心が癒えていないことをうかがわせた。会見には、弟の修一さん(33)らが同席。修一さんによると、高遠さんは依然として精神科医の診察を受けているほか、睡眠薬を服用。眠れなかったり、悪い夢を見たりすることもあり、疲れた様子で、外出することはほとんどないという。(読売新聞)

これだけひどい目にあって、恐怖を感じて体が拒絶してるのにまだ行くかもなんて考えてるってことはこの人マゾヒストなんでしょうね。でも外出するのも恐いくらいならこのままヒッキーになってイラクにも行けなくなっていいかも?もう34なんだし自制して欲しいですね。