獣医さん

話は11/6のこと。風呂を無事終えた猫を最初に診てもらった獣医ではないところに行く。なぜならかなりぞんざいな扱いを受けたのではないか?との疑問が生じたのである。他の猫飼いさんたちも4,5件の獣医を回り、やっとかかりつけの獣医さんに落ち着くと聞いたので積極的に変える方向に。
駅前にあるできたばかりと思われる斬新なデザイン(カウンターも待合室もガラス張りで丸見え)な獣医さんに診療時間ぎりぎりで到着。ダンボールの中で洗濯ネットに入れられた猫は、珍しい光景に目を奪われてあまり暴れなかった。
受付のおねーちゃんに、「これこれこういう経緯で症状は……」と一気にくっちゃべる。なにしろ終了間際で向こうも手早く終わらせて帰りたいだろうな、と勝手におもったのだが、にっこりと事務的笑いを浮かべ、「3日前に保護されたんですね。」すいませんつい拾いましたとか言って……しかしその機械的なしゃべり方どうよ?ちょっと恐いよおねーちゃん。「はじめてですか?」こんだけいっぱいいっぱいになってるやつが常連なわけないだろ……「ではこちらの初診アンケートにご記入を」最初にそれ出してよゴルァ!!見ると私がくっちゃべった内容はすべて無駄になったような気がした。
書いてからしばらく猫とネット越しに戯れていたが、「どうぞ〜」とそんなに待たずに入れてもらえた。まず状況を説明。また一気にしゃべったんだが獣医さんは真剣に聞いてくれた。彼女の腕は猫に噛まれたであろう傷、引っかかれたであろう傷でいっぱいで、ああ、仕事をしてる腕だとちょっとほっとした。
拾い猫でノミがひどい、ひょっとしたらダニもいるかもと話をしても、「じゃあノミ取りスプレーしましょうね。耳もきれいにして、目もちょっと腫れてるから目薬を点しましょう。爪もだいぶ伸びてますから切りましょう。あとおなかが張ってるんですが食事は食べますか?フンはしますか?」
感動の嵐。なんて親切なんだ!!もうあの獣医には絶対連れて行かない!!(ヤブってうわさは本当だった)
おなかの張りの原因が虫かもしれない、とのことなので錠剤の虫下しを飲ませてもらう。「ウンチと一緒に虫が出てきますから手早く処理してあげてください」無理〜共働きでそれは無理〜。
処置している間、猫は結構おとなしかった。目薬されるときもじっとしてて、「えらいねー」なんて言われて飼い主?のあたしはうれしかった。丁度診察台が体重計になってて(最新の医療機器ってすごいのね)測ってみると950gしかない。ひぇぇ。「たぶん2.5ヶ月ですね。まだ強いお薬は無理ですので今は風邪を治すことに専念してください。ひょっとすると長いつきあいになるかも知れませんが根気よくいきましょう。3ヶ月になったらワクチンと予防接種、あとノミの薬もしてあげられます。」あと2週間か〜、長いね。箱にいれてるの心苦しいけど仕方ないよね……
「ノミがいたのでおうちにバルサンしてください」つ、ついにバルサン宣告!!あれだけは大変だから避けたかったのに……しょうがないか……
スプレーしてもらってる間はさすがに嫌そうにしてた猫(たぶんひっかいた傷にしみて痛かったのかな?)。再びネットの中へ。舐めると薬が落ちちゃうので撫でたりしてきを引いておく。
「お会計は2450円です」やーすーいー!!目薬も処方してもらってあれだけいろいろ処置してもらって……ちょっと泣きそう。うれしくて。
また一週間後に来ることになって終了。お疲れ様でした猫たん……あれ、あやしてたら寝ちゃったよ。これでさらに元気になるといいね。